後付け車いす収納装置

「後付け」の車いす収納装置。高い評価を得たトヨタの新しい商品とは?

トヨタが発売開始した「純正福祉用品」が高い評価を得ている。それが車いす収納装置の「いつでもウェルキャブ」という商品で、新型車だけでなく、既販車にも後付けで装着できるのがポイント。

この車いす収納装置は、力が弱く、車いすを持ち上げるのが困難な方でも、電動で容易に車いすをラゲージに収納できるシステム。

「元気で、色々な所に行きたい!」という気持ちがあるにも関わらず、車いすに乗っているがために、クルマ移動を諦めていた方やその家族にとっては、何よりも嬉しい製品だろう。

ちなみに、この後付け車いす収納装置は着脱が可能で、使用しない時は簡単に取り外すことができ、ラゲージスペースを有効に活用することができるようにもなっている。

後付け車いす収納装置◉写真:車いす収納装置

後付け車いす収納装置◉写真:車いす収納装置(収納時)

<対応車種>
シエンタ(年式:2022年8月~)
シエンタ(年式:2015年7月~2022年7月)
アクア(年式:2011年12月~2021年6月)
アクア(年式:2021年7月~)
ヤリス(年式:2019年12月~)
プリウス(年式:2015年12月~)
ルーミー/タンク(年式:2016年11月~)

対応車種は新型のシエンタだけでなく、従来型のシエンタやアクア、ヤリス、プリウス、ルーミー/タンクに設定。さらに対応車種を順次拡大する予定もあるそう。こういった商品は、困っている方が使える可能性が高ければ高い方がいいわけで、売れる・売れないで車種に縛りを設けない所が素晴らしい。

開発したトヨタは、「いつまでも、移動の喜びをあなたと共に。このスローガンのもと、お身体の不自由な方・ご高齢の方、また介助する方など、どなたにとっても快適で安全、かつ簡単で使いやすいクルマを目指し、福祉車両・ウェルキャブシリーズの開発に取り組んできました」とコメントしている。

後付け車いす収納装置◉写真:いつでもウェルキャブのロゴマーク

この車いす収納装置の価格は14万9600円だが、より気軽に使えるように、トヨタは今後、販売だけでなく、トヨタグループの総合力を活かし、豊通オールライフと共同でレンタルサービスを一部地域にて開始する予定もあるそう。まずはレンタルで試してみる、というのもいいだろう。

より多くの方に「移動の自由を提供」していく、今回のトヨタの取り組み。高い評価を得ているというのは素直に頷ける。

◉後付け車いす収納装置
https://toyota.jp/dop/supportaccessory/welcabaccessory/

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