日本未発売の特大ミニバン トヨタ・シエナの4代目がデビュー
アルファード・ヴェルファイアを凌ぐ全長5m超の特大ミニバン「シエナ」が10年ぶりにフルモデルチェンジしました。4代目となる今回のモデルはシリーズ初となるスポーツグレードの設定や、全車ハイブリッドエンジンになるなど、現代に相応しい進化を遂げているようです。その特徴を詳しく見ていきましょう。
メリハリを効かせたキャラクターライン
新型シエナ(2021年モデル)
先代シエナ(2018年モデル)
ボディサイドを走るパキパキっとしたキャラクターラインは、最近のトヨタ車らしいメリハリの効いたデザインです。先代の3代目シエナがなめらかな形状にしていたのに対して、新型はかなりアグレッシブな雰囲気になったと言えるでしょう。元々シエナはアルヴェルとはタイプが異なり、オデッセイのような屋根の低いミニバンでしたが、新型はそれがさらに顕著になりました。大きく寝かせたウインドウラインは、新型ハリアーを代表とする都市型SUVのような流麗さを演出しています。
スポーティなXSEを加えた新たなグレード構成
スポーティな「XSEグレード」
最上級の「PLATINUM」グレード
中間グレードとなる「LIMITED」
グレード構成は最上級の「PLATINUM」から始まり中間の「LIMITED」、「XLE」、「XE」、そして今回から追加設定された“ウルトラスポーティ”な「XSE」の5種類。目玉となる「XSE」はハニカムメッシュのロアグリルや、5本スポークの20インチアルミホイールなど特別な装備が与えられたコワモテなスタイル。エンジンは全車共通で、243馬力を発生させる2.5LのトヨタハイブリッドシステムⅡを採用しています。
快適性と上質感を高めた室内空間
「PLATINUM」の内装
新型シエナは7人乗りと8人乗りの2パターンのシートタイプを設定。7人乗りのキャプテンシートは最大635ミリの稼動幅を実現するスーパーロングスライド機構を備えています。9インチのディスプレイオーディオはApple CarPlay/Android Auto、さらにAmazon Alexaが搭載されています。上級グレードにはヘッドアップディスプレイやアラウンドビューモニターなど、先進的な装備も充実。
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