レクサスLSと日産アリアが、オートカラーアウォード2021グランプリをダブル受賞!

一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)が主催する、優れたモビリティのカラーデザインを顕彰する制度「オートカラーアウォード2021」において、レクサスLSに採用した内外装色「銀影ラスター(外装)、プラチナ箔&西陣(内装)」と、日産アリアの内装色・ブルーグレーと車体色の-暁-アカツキ-(サンライズカッパー/ミッドナイトブラックの2トーン)のコンビネーションが、それぞれグランプリを受賞しました。

レクサスLS受賞カラー

◉テーマ:Time in Design -月の道-
◉エクステリアカラー:銀影(ぎんえい)ラスター
◉インテリアカラー:プラチナ箔&西陣(ブラック)

レクサスのデザイン思想にある日本独自の美意識に由来した『Time in Design』という考え方を追求することで、今一度レクサスのフラッグシップの在り方を示し、LSならではの価値を高めたいと考えたそうです。Time in Designとは、時の移ろいや環境の変化の中で、その時々の美しさを感じられる日本ならではの美意識を表した考え方です。LSではこの考え方を具現化する『月の道』という美しい情景をモチーフに、それを見立てた内外コーディネートを採用しています。

月の道とは、満月の前後数日間にだけ見ることができる神秘的な自然現象です。月明りが海面上で細長い道となり、照らされた波の揺らぎによる繊細なグラデーションが人を魅了します。僅かな光の変化で豊かな表情を浮かび上がらせ、存在感を感じて頂ける魅力的なカラーデザインとコーディネートにより、心地良いくつろぎの空間と、唯一無二の移動体験の提供を目指しました。

ハイライトの美しい輝きと奥行きを感じる深い陰影感を特徴とするシルバーの外板色、銀影ラスター。シルバーは色を質感として感じ取りやすいため、カラーデザインの本質を追求するレクサスにとって重要な色域として、長年開発に力を注いできたボディカラーだそうです。

銀影ラスターはレクサス最新のシルバーとして、光輝材(アルミフレーク)を含んだ塗料の体積を凝縮させる「ソニック工法」を応用し、アルミ蒸着を高密度で敷き詰める最新の塗装技術を採用。鏡面のように粒子感をほとんど感じさせない滑らかな質感で、周囲の僅かな光も繊細にとらえ、時の移ろいや変化に呼応し、様々な表情を見せる特別なシルバーとなっています。

エクステリアに合わせてコーディネートしたインテリアも同様に、時の移ろいの中で様々な表情を感じさせるデザインとしています。オーナメントに西陣&箔を新規設定し、西陣織の銀糸やプラチナ箔の輝きにより、月明りに照らされた波の揺らぎによる「月の道」を表現しています。

日産アリア受賞カラー

日産アリアのグランプリ受賞は、『Timeless Japanese Futurism』に基づいた『禅の精神』と、電動化の最先端技術をグローバルな視点で、斬新な考え方によって融合させたこと。さらに、太陽を思わせる外装色、落ち着きのある内装色ともに、ストーリー性に富む魅力的なカラーデザインに昇華させたこと、などが評価されました。

受賞したカラーは、「Rise beyond the new horizon」をテーマとした、内装色のブルーグレーと車体色の-暁-アカツキ-(サンライズカッパー/ミッドナイトブラックの2トーン)のコンビネーションで、夜から朝にかけ、太陽の動きによって変化する大気の色を、夜明け前のブルーグレーと、明けてゆく際の暁として表現しています。

このコンビネーションカラーは、禅の精神を、モダンなデザインの中に落とし込んだカラーデザイナーの発想と、世界の各拠点のデザインチームとの協働によって生み出したものです。


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