マツダ ロードスターが大幅改良。走りもデザインも安全性も飛躍的に進化

マツダは小型オープンスポーツカーの「マツダ ロードスター(ソフトトップモデル)」と、「マツダ ロードスター RF (リトラクタブルハードトップモデル)」を大幅に改良して、来年1月に発売すると発表しました。国産オープンスポーツの代名詞でもあるロードスター、どのように進化したのでしょうか?

新型マツダ ロードスター

今回の改良では、現代に求められる新たな安全法規に適合しながら、ロードスターらしさを追求した進化により、「人馬一体」の走りの楽しさをさらに高めています。マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)とスマート・ブレーキ・サポート[後退時検知機能(SBS-RC)]の新採用や、マツダコネクトの進化など、最新の先進安全技術やコネクティッド技術を搭載し、より多くの方に安心してロードスターを選んでいただけるようになりました。同時にデザインも進化し、4代目ロードスターとしては最も大きな商品改良となります。

デザインの進化

ヘッドランプはデイタイムランニングライトの変更によって、生き物の瞳のような表情を維持しつつ、スピード感やライトウエイトスポーツカーらしさを表現しています。

また、リアコンビランプは、歴代のロードスターに共通して採用されている「円形+楕円」のモチーフをより鮮明に表現するとともに、現行車が持つユニークさに磨きをかけています。さらに、ヘッド、リア、ターンランプなどを含め、すべてのランプをLED化しました。

軽やかさと機能美を表現した新たなホイールを設定しました。ホイール中央から周辺へまっすぐに伸びたスポークが、車軸からタイヤに動力を確実に伝えているようなデザインとすることで、スポーツカーとしての性能の高さや強さ、精緻さを表現しています。

新たなエクステリアカラーとして、エアログレーメタリックを追加しました。ソリッドカラーのような鮮やかさとメタリックカラーならではの陰影感をバランスさせたこの色は、ロードスターに軽快さとクールな印象を与えます。

ダイナミクスの進化

ダイナミクス性能では、加速・減速時のデファレンシャルギヤの差動制限力を変化させることでクルマの旋回挙動を安定させる、新開発のASYMMETRIC LIMITED SLIP DIFFERENTIAL(アシンメトリックLSD)を採用。電動パワーステアリングおよびエンジンパフォーマンスフィールの進化とあわせて、ロードスターならではのリニアで軽快な走りに磨きをかけました。また、多くの方により安全にモータースポーツを楽しんでいただくため、MT車にはサーキット走行に最適化したダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)の新制御モード「DSC-TRACK」を追加しています。

先進安全機能・マツダコネクトの進化

マツダレーダークルーズコントロール(MRCC)は、設定した速度での定速走行や、車間距離を一定に保って走行するための運転支援機能です。フロントグリル左側に設けたレーダーセンサーが先行車を検知することで、定速走行や追従走行を支援します。

スマート・ブレーキ・サポート[後進時左右接近物検知機能(SBS-RC)]は、約15km/h以下で後退中にクルマの左右や後方に接近してきた車両を検知します。衝突を回避できないと判断したとき、ブレーキ制御を支援することで衝突時の被害の軽減を図ります。

8.8インチのセンターディスプレイは、前方の視界を確保しながら、エアバッグ作動時の干渉を避けるため、画面の縁部分をできるだけ狭くしたフレームレス構造を採用しています。スマートフォンからアプリを通じて車の状態が確認できたり、万が一の事故の際には自動で救急車を手配するコネクティッドサービスも採用しています。

ロードスターに関する情報サイト: https://www.mazda.co.jp/cars/roadster/


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