自動運転

自動運転とは?

自動運転とは、ハンドルやアクセル、ブレーキ操作などのいずれかをシステムが支援する「レベル1」から、完全自動運転の「レベル5」まで、5段階があります。

このうち、複数の操作を自動化する「レベル2」までは、すでに一部で実現しており、令和元年の法改正により「レベル3」に関する規定が整備されました。

【自動運転の定義】
レベル1 …ハンドル操作かアクセル・ブレーキ操作を自動化。
レベル2 …ハンドル操作とアクセル・ブレーキ操作を自動化。
レベル3 …一定の条件で全ての運転操作を自動化、緊急時は運転者が引き継ぎ。
レベル4 …一定の条件で全ての運転操作を自動化、緊急時もシステムが応答。
レベル5 …条件がない完全な自動運転。

政府は、2025年を目処に、高速道路における完全自動運転の実現を目標に掲げており、全国で産学官の連携による実験と開発が行われています。

自動運転

 

そんな自動運転には、先進安全自動車(ASV)が必然となります。先進安全自動車(ASV)とは、交通事故の発生防止と被害軽減のため、先進安全技術を利用して、ドライバーの安全運転を支援するシステムを搭載した自動車のことです。そして、主な先進安全技術は6つあります。

自動運転
1、自動ブレーキ

前方の障害物との衝突を予測して警報し、衝突による被害を軽減するために、自動的に制動制御するシステム。

 

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2、車線維持支援装置

カメラで前方の車線を認識し、直線路で車線を維持するようにハンドル操作を支援。また、車線からはみ出しそうになると、運転者に知らせる機能もある。

 

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3、定速走行・車間距離制御装置

前を走る車と一定の車間距離を維持するように、自動的に加速減速すると共に、前の車がいない場合には、設定したスピードを保つシステム。

 

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4、横滑り防止装置

自動車がカーブでスリップしそうになった場合などに、車体の不安定な動きを感知し、各車輪に適切にブレーキをかけ、エンジンの出力を抑えることによって、進行方向を保つように車輌を制御する装置。

 

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5、ヘッドライトの先進技術

走行中、ハンドルの角度に合わせて照射範囲を変える機能や、対向車や先行車を感知して、ハイビームとロービームを自動的に切り替える機能など。

 

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6、ペダル踏み間違い時、加速制御装置

停止時や低走走行時に、前方や後方の壁や車両等を検知している状態でアクセルを踏み込んだ場合には、エンジン出力を抑える等によって急加速を防止する。

 

より安心安全を獲得するために、自動車業界は日々進化しています。2025年の高速道路における完全自動運転の実現。もうすぐ、日本の交通事情が大きく変わります。


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