地方版図柄入りナンバープレート
国土交通省は“走る広告塔”としてのナンバープレートの機能に着目し、2017年にラグビーワールドカップ(2019年開催)、東京オリンピック・パラリンピック(2020年開催)の特別仕様ナンバープレートの交付を開始しました。そして今年10月頃から、地域の風景や観光資源を図からにした、地方版図柄入りナンバープレートの交付を開始することを発表。同時に、その具体的なデザインが決定したので、紹介したいと思います。
今年10月に導入されるのは全国41地域
まず、今年の10月頃より地方版図柄入りナンバープレートの交付を導入するのは、全国で41地域に限られます。具体的な地域は下にまとめてみたので、ご確認ください。みなさんのお住まいは、該当していますか?
□東北地方
盛岡、岩手、平泉、仙台、山形、庄内
□関東地方
土浦、つくば、前橋、越谷、成田、柏、世田谷、杉並、富士山
□北陸信越
新潟、長岡、富山、金沢、石川
□中部
福井、富士山、豊田、春日井
□近畿
滋賀、京都、奈良
□中国
鳥取、福山、下関、山口
□四国
徳島、香川、愛媛、高知
□九州
長崎、佐世保、熊本、大分、宮崎、鹿児島
全国41地域の図柄入りナンバープレートのデザイン一覧
ではいよいよ、デザインを見ていきましょう。いずれのナンバープレートも地域性がよく出ていて、地元愛をアピールできそうですよね。個人的には岩手県の平泉ナンバーがお気に入り。中尊寺の金色堂をイメージした金色プレートがステキ。黒いクルマに装着したら、高級感が出そうですよね。あ、岩手の銀河鉄道もロマンチックで好きです。ちなみに富士山ナンバーって、山梨県と静岡県、二つの地域で採用されていることも今知りました(汗)。
登録車と軽自動車の差別化は? また寄付金によって違いがある??
登録者は普通、白いナンバープレート。そして軽自動車は黄色いナンバープレートです。しかし図柄入りになると、果たしてどうなるのか? 答えは、軽自動車の図柄入りナンバープレートには、黄色い縁取りが施されて差別化されるんです。同じように、普通は緑色の事業用ナンバーは、緑色の縁取りが入りますよ。
また、それぞれにフルカラーとモノクロの2種類が用意されますが、違いは寄付金の有無。寄付金は1000円以上からとなっていて、これを支払うことでフルカラーの図柄入りナンバーが交付されます。寄付金は導入地域における交通改善や、観光振興などに資する取り組みの支援に活用されうようです。どうせなら地域のためにもなるし、寄付金を支払ってフルカラー版をゲットしたいところですよね。
今後の取り組み
地方版図柄入りナンバープレートの交付開始に伴い、「新たな地域名表示を導入して欲しい」との要望が高まっているようです。それを踏まえて今後、平成32年度の交付開始をめどに、全国17地域を新たな地域名表示に追加することも決まりました。いわゆる「ご当地ナンバー」というやつですね。それを以下にまとめてみましたよ。
□北海道
知床、苫小牧
□東北
弘前、白河
□関東
松戸、市川、船橋、市原、江東、葛飾、板橋
□北陸信越
上越
□中部
伊勢志摩、四日市
□近畿
飛鳥
□中国
出雲
□四国
高松
いかがでしたか? みなさんのお住まいの地域は該当しましたでしょうか? またまた個人的な話で恐縮ですが、筆者の地域は該当せず・・・。ちょっと残念な気持ちです。早く図柄入りを導入して欲しいな〜って思っちゃいました。ではまたです!
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