いま話題の流れる光の シーケンシャルウインカーとは!?
ここ最近発表された国産新型車にこぞって純正採用され始めている、シーケンシャルウインカー。シーケンシャルとは「連続する」というその言葉通り、光が連続して点灯していく、いわゆる流れるウインカーのこと。広まった理由、純正採用しているクルマの情報などをお届けします。
【なぜ増えた!?/ビコーズ、その理由】国土交通省が定める法規の改正によるもの
一気に増えた理由は、国土交通省が2014年(平成26年)10月9日から施工を始めた、「方向指示器に係る協定規則(第 6 号)」 の改訂が理由です。要約すると、乗用車、貨物車、牽引車に装備される前後ウインカーが、連鎖式に点灯しても構わないというもの。連鎖式とはつまりシーケンシャル(連続する)式ということです。光を放つそれぞれの灯体が、予め決まった順番で点灯するように配線処理されていれば、公道を走っていいと法律が改定されたのです。
【灯体は限定される!?】光の切れが明確な、LEDに現状限られます
ウインカーの灯体は、一般的なフィラメントタイプのバルブとLEDタイプの2種類がありますが、シーケンシャルウインカーはLEDが基本です。連続するという性質上、灯体がそもそも複数必要なこともありますが、それ以前にLEDが持つ特性があります。フィラメントバルブは点灯までにごく僅かですが若干時間がかかるほか、消えた場合も残光が残るなど、ON/OFFという意味でメリハリが弱い傾向にありますが、LEDは逆。ON/OFF明解で光を流すという構造には強く、しかも灯体自体の大きさもフィラメントよりも小さくできるため、連続配置するうえで効率がいいのです。
【具体的搭載車は!?】レクサス、トヨタ、ホンダなど、新型車に続々搭載中 〜後期30アル&ヴェルにも!!〜
外車では、とくにアウディがシーケンシャルウインカーの搭載車が多いことで知られていますが、国産系では、レクサス、トヨタ、ホンダなどに、ジワジワと拡大中です。レクサスでもっとも早く純正採用が始まったのは2015年(平成27年)8月発売のLXから。その直後に発売したRXに採用。トヨタでは2016年末(平成28年)に発売されたC-HRで初搭載。ホンダでは先日フルモデルチェンした、エヌボックスカスタムに標準化と、ハイエンド車から軽自動車まで浸透し始めています。ただし、ヘッドライト、テールレンズともにシーケンシャルであるかはクルマによります。C-HRやエヌボックスカスタムなどは、ヘッドライトのみの限定的な採用に留まっているのが現状です。
2017.12.25に発表された30系アルファード&ヴェルファイアでは、ついにヘッドライトだけでなく、テールレンズも純正でシーケンシャルタイプに変更されました! 一部上級グレードのみ標準、ほかはオプションでのグレードアップとなりますが、これはニュースです!!
【カスタムパーツ】同じウインカーでもドアミラーを利用したこんなタイプも
カスタム用のアフターパーツでは、純正採用される以前から、シーケンシャルに注目したライティングキットはありましたが、ここに紹介するシルクブレイズの「ウイングミラー・ツインモーション」は、ウインカー起動に連動してドアミラーの鏡面部が矢印状に内側から外側へ向かって点灯する話題の商品です。ユニークな点は、そのシーケンシャル(商品ではフロータイプと呼称)機能に加え、付いて消えるを繰り返す、点滅タイプの2通りから起動法を選べることです。商品は純正鏡面との交換型。人気のトヨタ車だけでなく、一部マツダ車や日産車用もラインアップしています。
【ウイングミラー・ツインモーション】1万800円〜
http://www.kspec.jp/silkblaze/catalog/wing/wingmirror_twin/index.html
動画も公開中!
ARVE Error: Mode: lazyload not available (ARVE Pro not active?), switching to normal mode
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