〈2025年版〉今さら聞けない前後期の違い【トヨタ 18クラウン】

国産セダンでは随一の人気を誇っているクラウンですが、この一人勝ちとも言えるシェア獲得の礎となったのが、ゼロクラウンこと18クラウンです。中古市場のタマ数の多さと価格低下を背景に、ドレスアップシーンではいまだ現役バリバリの一台。そんな18クラウンも、他の例に漏れず、前期モデルと後期モデルがあります。近年のクルマは両車の違いが顕著になっておりますが、18クラウンあたりの前期・後期の差は僅か。クルマに興味がない人なら言われなければ分からない程度です。が、セダン好きなら、あるいはクラウン好きなら知っているのが当たり前!? ということで、改めて18クラウンにおける前期・後期の違いを、ロイヤルとアスリート、それぞれで解説しましょう。


ロイヤル:ヘッドライト

ロイヤルのヘッドライトは、インナーが前期後期で異なります。前期は薄いグリーンがかったメッキですが、後期はクリアなメッキに。どちらかというと前期はエレガントで、後期はフォーマルな印象、といったところでしょうか。


ロイヤル:グリル

ロイヤルは伝統の横基調のルーバーで、それは前期も後期も同じ。横4本ルーバーというのも同じですが、縦に入れられたルーバーが、前期が4本、後期が6本という違いがあります。それにより後期の方が造形性が増た印象で、かつ、後期の方が縦フィンがより前方に配置されており、立体感もアップしています。


ロイヤル:テールランプ

グリルと同じく、ロイヤルはテールランプも横基調のデザイン。違いはウインカーおよびバックランプの位置で、前期は下配置、後期は上配置、というのが特徴です。また後期はその面積も拡大しており、細い赤いラインが入っているのもポイントですね。


アスリート:ヘッドライト

続いてはアスリートです。ヘッドライトの形状そのものはロイヤルと変わりませんが、アスリートは前期がややスモーク調のインナーメッキを採用。後期はさらに濃さがアップしており、ブラックメッキ調のインナーとなっております。いずれにしろロイヤルと比べて引き締まった印象が強く、スポーティグレードであることを主張していますね。

アスリート:グリル

ロイヤルの横ルーバーに対して、アスリートはメッシュというのが定番というかお決まり。前期はワイヤーを編んだような、若干金網ちっくなテイストですが、後期は立体造形を組み合わせたアグレッシブなメッシュに進化。色味も後期の方が、より黒さをました感じで、やはり精悍な感じがしますね。


アスリート:テールランプ

アスリートは丸4灯のテールランプ。一見すると前期も後期も同じように見えますが、前期は下段のウインカーおよびバックランプ部がクリアです。一方の後期は、同じ部分がスモーク調になっているのが違いです。ロイヤルに比べるとその差は非常に小さく、あまり違いが分からない部分かもしれませんね。


アスリート:フロントバンパー

ロイヤルは前期後期共通でしたが、アスリートは実は、フロントバンパーも違うんです。前期はロイヤルと同じバンパーにリップスポイラーが装着されたいますが、後期はまったくの別物に。開口部がはっきりと3つ口になって、シンプルではあるものの、どこか社外バンパーのような雰囲気になっています。

◉文・写真|アンドカスタム編集部


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