トヨタ C-HR、いつの間にか変わったアレって知ってる!?
みなさん。C-HRは発売から間もなく1年を迎えますが、じつは今年2017年5月末前後で、知らぬ間に変わったポイントがあるのをご存じですか!? その変更にあわせトヨタ自動車が行った「サービスキャンペーン」。これって一体なんなのか、ご存じでしょうか!?
6月以降の工場出荷車は、電子パーキングブレーキの先に「誤作動防止パネル」が追加!
最近のクルマは、電子パーキングブレーキと呼ばれる方式に軒並み変わりつつあり、昔ながらのサイドブレーキやフットブレーキに慣れている人にとっては、いまいちシックリこなかったりしますよね。電子パーキングブレーキはもちろんC-HRでも標準なのですが、問題はその位置関係。じつはそのレバーがある場所が、シフトパネルの直下にあるんですが、両者の間にはよく見ると判るのですが、じつはそこに明解な仕切りがありません(でした)。
その影響からか、電動パーキングブレーキとシフトレバーの間に、なにかの物を置いた状態で走ってしまうと、シフト操作や振動などの影響で、ごく稀にですが、電子パーキングブレーキの隙間にモノが挟まってしまい、なんと電子パーキングブレーキが意図せず作動する恐れがあるんだそうです!
そこでトヨタ自動車では、そうならないために、電動パーキングブレーキ前に専用のカバーを追加。その場所にモノを置かないでください〜と、注意喚起するとともに、取扱説明書を改訂したんです。
それが実際に反映されたのが2017年の(おおよそ)6月以降出荷のC-HR。
それ以前のC-HR(2016年11月14日〜2017年5月29日製造)に対しては、ディーラーで無料でカバーを追加してもらうことが可能です。それがサービスキャンペーンと呼ばれるものです。
対策前
赤い矢印部分には、とくになにもありません。ここにモノを何気なく置いてしまうと、電子パーキングブレーキにモノがはさまってしまうことが・・・・。
対策後
対策後、6月頃出荷のC-HRは、ご覧のようなカバー(コの字型のモノ)が追加されモノがつまりにくくなっています。
サービスキャンペーンって、リコールなの!?
トヨタ自動車が7月13日からはじめたC-HRの「サービスキャンペーン」は、メーカー負担で修正対策するという意味では「リコール」と同じですが、改善レベルがかなり違い、両者は別モノです。
リコールとは、トヨタ自動車のウェブサイトによると、「クルマが保安基準に適合しなくなる恐れがある、または適合していない状態で、原因が設計、または製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理」するもの。
一方今回C-HRで行われた「サービスキャンぺーン」とは、「リコールや改善対策に該当しないもので、商品性の改善などのために、国土交通省に通知して、点検・修理」するもの。
簡単にいえば、リコールほど深刻な問題ではないものの、よりよく使って貰うための自主的な改善策をサービスで実施しますよということのようです。そのため、リコールではディーラーなどから直接ユーザーへ必ず連絡(直接の電話や書留郵便等)が行くことに対し、サービスキャンぺーンはユーザーに連絡するか、またはディーラーに来たときに告知して対応と温度差があります。これってつまり、該当するユーザーでも、いまだこの対応を受けていない方がいる可能性もある!? といえそうですよね。それだけ緊急性が低いということのようです。
自分のC-HRが、いまだ対策されていないと判った方は、ぜひ最寄りのディーラーさんへ行って見て下さい。すぐ対応してくれるはずですよ。
該当車はコチラです!
これ以降の製造車は、すべて保護カバー付きで出荷されており、取り扱い説明所も改訂済みとなっています。
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