〈保存版〉今さら聞けない前後期の違い【トヨタ 80ノア / ヴォクシー / エスクァイア】
最終更新日|2024年1月10日
自分の愛車って、街角で見掛けたあのクルマって前期? それとも後期? なんて聞かれても「え・・・」となって答えられません(泣)では、クルマ好きとしてはちょっと恥ずかしいですよね。かといって人に聞くのも・・・なんていうアナタに贈る目利き講座第2弾。今回はMクラスミニバン界の巨人、80系ノア&ヴォクシー、エスクァイアです!
【前後期・目利き所】 80系ノア
【前期】2014年(平成26年)1月〜2017年(平成29年)7月
【後期】2017年(平成29年)7月〜
注目① 【フロントバンパー&グリル】
80系ノアは、先代70系同様、標準グレードとエアログレードがあり、前後期で、両グレードともにフロントバンパーが変わっています。とくにカスタマイズ人気が高いのが「Si」というエアログレードですが、前後期はこの通り。後期はグリルが太くなるなど、インパクトが強い印象です。左右のフォグまわりも大きく変わっています。
前期/標準グレード G&X
後期/標準グレード G&X
前期/エアログレード Si
後期/エアログレード Si
フォグ自体も前後期で異なり、前期が一般的なハロゲンに対し、後期は一律LEDとなっています。
注目② 【ヘッドライト】
前後期でヘッドライトの形状自体は同じとされますが、写真のエアログレードのSiのみ、前期ではインナーがスモーク仕様に、後期ではブラック仕様となっています。後期のほうが圧倒的にシャープな仕様となっています。
前期/エアログレード Si
後期/エアログレード Si
写真はエアログレードですが、標準車はインナーリフレクターががメッキです。
注目③ 【テールレンズ】
テールレンズの違いも一目瞭然。前期はレッドベース、後期はクリアベースとなっており、後期ではスモール&ストップが縦型となるなど、よりドレッシーなデザインに変更されています。後期では、前期ヴォクシーのように、テールレンズ下にゲートガーニッシュと連動するメッキの加飾が施されます。前後期でヘッドライトの形状自体は同じの模様です。
前期/全車
後期/全車
光源は前後期ともにスモール&ブレーキだけがLEDです。
注目④ 【リアゲートガーニッシュ】
バックドア中央にあるゲートガーニッシュは、前後ともにメッキですが、サイズや形状が違います。前期は短くフラット系で、後期は長く、抑揚の付いたデザインに。
前期/全車
後期/全車
テールレンズとリアゲートガーニッシュは、ともに前期にも移植可能なようです。
【前後期・目聞き所】 80系ヴォクシー
【前期】2014年(平成26年)1月〜2017年(平成29年)7月
【後期】2017年(平成29年)7月〜
注目① 【フロントバンパー&グリル】
80系ヴォクシーにも、ノア同様、標準グレードとエアログレードがあり、前後期で、両グレードともにフロントバンパー&グリルが変わっています。標準車は後期でよりボックス的に、エアログレードはヘッドライト下に斬新なガーニッシュが盛り込まれるなど、激変しています。
前期/標準グレード V&X
後期/標準グレード V&X
前期/エアログレード ZS
後期/エアログレード ZS
比較すると判りますが、標準は左右の縦のダクト風の窪みが、後期はフィンやメッキなど、共通するテーマが与えられていますよね。
注目② 【ヘッドライト】
前後期でヘッドライトの形状自体は同じとの噂。中段部のパネル形状が変わったことにあわヘッドライトも変わっていますが、前期がプロジェクター1灯に対し、後期は2灯。最上段のLEDポジションも、バータイプからスクエアタイプに変わっています。
前期/全車
後期/エアログレードZS
前期ヴォクシーは全グレード共通ですが、後期はエアログレードがインナーブラック、標準車がメッキ仕様となります。
注目③ 【テールレンズ】
前期は四角マス状で、後期は長方形のマス状になるものの、クリアテール系と、ノアほどの違いはありません。ヴォクシーでお馴染みのレンズ末端のメッキガーニッシュは継承されますが、後期ではその上のウインカーにもメッキが装備されます。
前期/全車
後期/全車
走行を安定させるレンズ側面のスタビライジングフィンも装備されますが、後期ではその間隔が変わっています。
注目④ 【リアゲートガーニッシュ】
バックドア中央にあるゲートガーニッシュは、前後ともにメッキですが、前期はスリットが中央に入ることに対し、後期は中段部がわずかに窪んでおり、そこに車名ロゴが入ります。
前期/全車
後期/全車
エンブレムを除き、ハイブリッド&ガソリン車は共通となります。
注目⑤ 【インテリアカラー】
内装面での判りやすい違いは、カラー。ZS(ハイブリッド&ガソリン)だけに用意されているビビットな色。前期ではオレンジ×ブラックだったものが、後期ではブラッドオレンジ×ブラックに。この色は、インパネだけでなくドア内張りも使われています。
前期/エアログレードZS
後期/エアログレードZS
後期は命名がブラッドオレンジと、オレンジが付くために言葉だけを聞くと誤解しそうですが、ご覧の通り赤味の強い色となっています!
【前後期・目聞き所】 80系エスクァイア
【前期】2014年(平成26年)10月〜2017年(平成29年)7月
【後期】2017年(平成29年)7月〜
注目① 【フロントバンパー&グリル】
約10ヶ月遅れで発売されたエスクァイアは、標準車しかありません。バンパーはノア標準車を継承しているとされ、ベース部分は同じですが、グリルやフォグまわりの仕様が大きく違います。後期ではヘッドライト下のプレスラインをグリルラインにあわせるなど、高級感を残しつつ、エッヂを強めた印象です。
前期/全車
後期/全車
グリルは前期が5段組、後期が3段組。メッキもバー状に変更するなど、雰囲気を残しつつ大きく変更しています。
注目② 【ヘッドライト】
ヘッドライトはノアと共通とされ、後期では上下二分割風に。エスクァイアは標準車しかないため、インナーはメッキのみです。
前期/全車
後期/全車
ヘッドライトだけを見れば、それがエスクァイアなのか、ノアなのかは判断できないほどで、両者は共通とされます。
注目③ 【テールレンズ】
テールレンズもノアと共通模様で、変更点も同じ。スモール&ブレーキのみ、LEDといなっています。
前期/全車
後期/全車
注目④ 【リアゲートガーニッシュ】
ゲートガーニッシュは、前後期ともにエスクァイア専用で、前期ではノア&ヴォクシーオーナーがエスクァイア純正を移植する技も人気を集めています。後期では3兄弟中もっとも派手な、ブーメラン風のデザインに。エンブレムまわりがブラックパネルとなる仕様は、エスクァイアならではです。
前期/全車
後期/全車
後期は歴代中、もっともアグレッシブ。前期への後期純正移植も増えそうですね!
カスタムファン必見! こんな違いも!
オーナーの間で密かに話題となっているがの、天井とピラーカラー。じつは前期では、3兄弟どのグレードを買っても天井&ピラーはベージュなどの明るい色だったんですが、後期ではついに天井&ピラーがブラックとなる、シックな色が追加となり、エスクァイアでは全車、ノア&ヴォクシーでは最廉価グレードを除き全車で標準となっています。前期エスクァイアでは特別仕様車「ブラックテイラード」で、天井&ピラーがブラックとなる仕様がありましたが、それが欲しくて特別仕様車を選んだというオーナーもいるほど。この変更は見た目を重視するカスタムファンには嬉しいと思います!
前期/ライトグレー
(写真はツインムーンルーフオプション装着車)
後期
*写真はイメージ
ちなみにこれは変わったの!?
ボディサイドやリアバンパーは、3兄弟すべて、前期と共通で変更はありません。標準グレード同士、エアログレード同士であれば、例えばノアとヴォクシーがといったように、サイドとリアバンパーは形状が同じとされています。
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