【DIY教室】初心者も絶対に失敗しない「フロントリップ」の取り付け方
最終更新日|2024年1月10日
クルマの雰囲気をさり気なく変更できるフロントリップ。純正バンパーとマルッと交換する「フルバンパータイプ」や純正バンパーの上に被せる「ハーフタイプ」のエアロパーツとは大違い。フロントリップは、純正バンパーの下にプラスαするエアロパーツで、純正のスタイルはそのままで、さり気なく「高級感」や「スポーティ感」を取り入れられることから、シンプル志向のオーナーたちに大人気。
フロントリップは取り付けも、手順さえ理解していれば、とっても簡単。ですから、「DIYでフロントリップを装着したぞ!」って方が意外と多いんです。ということで、今回はケースペックの谷口サンに、初心者も絶対に失敗しない「フロントリップ」の取り付け方を教えて頂きます。ぜひ、この記事を参考にして、フロントリップのDIYにチャレンジしてみてくださいね!
「今回はできる限り、みんなと近い環境で作業をしていきます。ですので、あえてリフトは使わず、デジキャンのフロアジャッキでジャッキアップして、ジャッキスタンドで固定した状態で作業します。フロントリップは少し上げるだけで、十分、DIYで取り付けできるんですよ!」とケースペックの谷口サン。
STEP 01|フロントリップを仮合わせ
まずはフロントリップを仮合わせ。フロントリップを純正バンパーに合わせます。こうすると完成時のイメージがつかめ、さらに「どこで、どう固定するのか」などが直感的に理解できるはずです!
STEP 02|リップに両面テープを装着
次にフロントリップの貼り付け面を脱脂した上で、両面テープを貼っていきます。もちろん、後ほどに「ネジ」や「ピン」や「ビス」でも固定しますが、両面テープも駆使することで、脱落防止に対する安心感が生まれ、また、純正バンパーとフロントリップの隙間もなくなるので、装着時の完成度が違ってきます!
STEP 03|純正バンパー中央のネジを外す
今回のデモカーは90ヴォクシー。90ヴォクシーは純正バンパーの中央部分に2箇所のネジがあります。ドライバーを使って、その2つのネジを外しましょう。このネジを外しても、純正バンパーが外れたりはしないので安心してくださいね。
ちなみに、作業は僕が使っているような柄の短いドライバーを使うのがオススメ。そうすることで、作業スペース(地面と純正バンパーとの空間)が少なくても作業がしやすいですよ。
STEP 04|純正バンパー両脇のクリップを外す
次に純正バンパーの両脇に挟まっているクリップを外しましょう。「クリッププライヤー」というクリップ外しの専用工具がありまして、これを使うと簡単です。クリップを摘むとポンっとクリップの頭が飛び出します。そうしたら手で外しましょう。
もちろん、専用工具がなくても大丈夫。細めのマイナスドライバーでクリップの横を軽く押してください。すると、同様にクリップの頭が飛び出しますので、そうしたら手で外しましょう。くれぐれも、力任せに外すのはNGですよ。
STEP 05|マジックで目印を付けましょう
最終的に、フロントリップはタッピングビスでしっかりと固定します。次の行程はその下準備。「純正バンパーのどこにビスを打ち込むか」を確認します。まずは、フロントリップを先ほど外した純正の「ネジ」と「クリップ」を使って固定しましょう。
今回使用しているシルクブレイズのフロントリップの場合は、タッピングビスを打ち込む位置が決まっています。9箇所に小さな穴が開いているんですが、そこに打ち込みます。ということで、マジックなどを穴に差し込み、純正バンパーに目印をつけます。
STEP 06|「千枚通し」仮穴を開ける
今度はマジックで印を付けた所に「千枚通し」で仮穴を開けていきます。初心者は穴を開けずに、いきなりタッピングビスを打ってしまうケースがありますが、それはダメ。いきなりやると、ビスが真っ直ぐではなく、傾いてしまったり。場合によっては塗装が大きく剥がれたりすることもあるんです。ですから、面倒臭がらず、しっかりと「千枚通し」で仮穴を開けましょう。
STEP 07|電動ドライバーで穴を開ける
「千枚通し」で仮穴を開けたら、今度は電動ドライバーで穴を開けます。タッピングビスの直径に合わせて、3.2φの穴を開けてくださいね。
STEP 08|純正バンパーの底面を脱脂する
さあ、ここからが最終工程です。まずは純正バンパーのお掃除。底面をパーツクリーナーなどで脱脂してください。脱脂すると両面テープの付きがめちゃめちゃ良くなります。逆に、脱脂しないと粘着が弱くなってしまう。この作業も手を抜かず、しっかりキチッと行いましょう。
STEP 09|両面テープでフロントリップを固定
まずは、フロントリップを純正の「ネジ」と「クリップ」で軽く固定します。隙間が開いている状態でOKです。その隙間を利用して、両面テープを剥がした後、純正にフロントリップをくっつけます。できれば、この作業はズレないように友達にも手伝って貰うのがオススメです。
STEP 10|タッピングビスで固定すれば完成!
緩めていた純正の「ネジ」をしっかり締めた後、9箇所に、タッピングビスを打って固定していきます。ちゃんと穴を開けていたので、タッピングビスの打ち込みもとってもスムーズ。こうした「下準備をしっかりする!」というのが、失敗しない大原則なんですよ。
【今回のデモカー】
純正
フロントリップ装着
今回のデモカーは90ヴォクシー。使用したフロントリップはシルクブレイズです。フロントを軽く持ち上げ、さらに両サイドにはカナード状のデザインもあり、全体的にスポーティテイストな仕上がりになっています。
装着前の純正と比べると、違いは一目瞭然。DIYで簡単に取り付けられるパーツですが、その手軽さとは打って変わって存在感は抜群です!
ちなみに、このフロントリップは「塗装済み」のタイプも用意しています。ですから、本当にDIYでご覧の姿を手に入れることが可能なんですよ。
【今回の使用工具】
「フロントリップの取り付け」って聞くと、「沢山の工具が必要なんじゃないか」って思うかもしれませんが、実際はそんなことはありません。あると便利なのはクリップ外し専用工具の「クリッププライヤー」ですが、なければ、マイナスドライバーで代用できますからね。
クルマをジャッキアップする際は、純正の車載工具を使う方が多いと思いますが、正直、クルマの下に潜り込んで作業するので、それでは不安。必ず、しっかりしたウマを用意しましょう。そんな時にオススメなのが、デジキャンのジャッキスタンド。そして、作業効率アップが狙えるフロアジャッキ。コンパクト&軽量がウリの品で、常にクルマに置いておいてもOK。コチラも要チェックです!
【今回のまとめ】
今回は【初心者も絶対に失敗しない「フロントリップ」の取り付け方】と題し、フロントリップの装着方法を紹介しました。
今後も【DIY教室】では、役立つDIY情報を紹介していきます。ちなみに、次回は室内をスポーティ&華やかに演出できる「スポーツペダル」の装着方法を予定しております。ぜひ、楽しみにしていてくださいね!
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