プロジェクト・ピットレーン

F1の技術力が世界を救う

 

先日、日産自動車が、新型コロナウイルスの感染が防げると期待されている「医療用フェイスシールドを製造する」と発表。今月から神奈川県の横浜工場など、国内の3つの拠点で、3Dプリンターを活用して製造していく。

月におよそ2500個ほど製造し、医療現場に提供。さらに、政府の要請に基づき、人工呼吸器を製造するメーカーへ部品の供給も協力していく。なお、医療物資の生産に関しては、トヨタもフェイスシールドの製造を表明している。

そして、イギリスではF1チームが、新型コロナ感染治療に役立つ呼吸補助装置を完成させたというニュースも。

ヨーロッパでは、日本以上に重篤患者が増加し、深刻な人工呼吸器不足に陥っている状態。それを受け、レッドブルやメルセデス、マクラーレンなど7チームがF1の技術を活用し、人工呼吸器製造に協力する「プロジェクト・ピットレーン」の始動。その結果、僅かな日数で呼吸補助装置が完成し、実際の使用が承認もされたそうだ。

世界の自動車業界が今、最先端技術を持ち寄り、新型コロナに向かって立ち向かっている。

 


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