一番恐いのは「ながら運転」
あおり運転が話題だが、それよりも「ながら運転」の方がもっと危険。現在、警察庁が、その「ながら運転」の取締に力を入れている。
運転中のスマートフォン・携帯電話等使用の危険性
スマートフォンや携帯電話は、インターネット、メール、ゲーム等ができて、通話機能に加えて私たちの生活に欠かすことのできない大変便利な機能を持つものになっている。
一方、運転中にスマートフォンの画面を注視していたことに起因する交通事故が増加傾向にあり、いわゆる運転中の「ながらスマホ」が社会問題となっている。
自動車等を運転しながらのスマートフォン等の注視・通話やカーナビゲーション装置等の注視は、画面に意識が集中してしまい、周囲の危険を発見することができず、歩行者や他の車に衝突するなど、重大な交通事故につながり得る極めて危険な行為。絶対にやめるべきだ。
携帯電話使用等に係る交通事故発生状況(平成30年中)
平成30年中の携帯電話使用等に係る交通事故件数は、2,790件で過去5年間で約1.4倍に増加しており、カーナビ等を注視中の事故が多く発生。
また、死亡事故率を比較すると携帯電話使用等の場合には、使用なしと比較して死亡率が約2.1倍も多いことが分かっている。
警察等の取組
全体で年間約600万件の取締りを行っている中、運転中の携帯電話使用等については、年間80万件以上の取締りを実施。平成30年中は全体の14%にも及んでる。
さらに、運転中に携帯電話を操作する「ながら運転」の厳罰化を盛り込んだ改正道路交通法が12月1日に施行される。警察庁がこのほど、反則金などを定めた施行令案を公開した。
施行令案では、自動車などを運転している際に、携帯電話を操作した場合の反則金と違反点数を引き上げる。例えば普通車なら反則金は6000円から1万8000円になり、違反点数も1点から3点に変更するそうだ。
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ここ最近は、「あおり運転」や「踏み間違い」が大きなニュースになっているが、数字からも分かるように、実際、最も危ないのは「ながら運転」。悲惨な事故を起こさないためにも、「ながら運転」は絶対にしないように!
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