新型スープラ

デトロイトモーターショーで新型スープラを世界初披露。画像多数あり!

トヨタはデトロイトモーターショーにおいて、新型スープラを世界初披露しました。日本での発売は2019年の春頃を予定しているとのことですが、今日は公開された実写の画像を紹介しましょう。

 

新型スープラの概要

新型スープラは、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初のグローバルモデル。2007年にドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースに初めて参戦してから現在まで、モータースポーツを通じて人とクルマを鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んできた。これまでの取り組みでTOYOTA GAZOO Racingが蓄積してきた知見やノウハウを注ぎ、心から走りを楽しんでもらえるクルマ『GR Supra』として新たに誕生した。
マスターテストドライバーでもあるTOYOTAの豊田章男社長は、「ニュルブルクリンクでの運転訓練で長い時間を一緒に過ごしたスープラは、自分にとって『特別な旧友』のような存在です。当時、ニュルブルクリンクで他のメーカーが発売前のプロトタイプカーを走らせている中、私たちは、既に生産を終了した古いスープラでしか走ることができず、とても悔しい想いをいたしました。スープラ復活を待ち望んでいたのは世界中の多くのファンだけでなく、私も『スープラを復活させたい』という想いを密かに持ち続けていました。新型GRスープラは、ニュルブルクリンクで鍛えられ、生まれたクルマです。走る楽しさ以上の経験を提供できるクルマになったと、自信を持ってお伝えします」と述べている。
新型スープラは5代目にあたり、2002年に生産終了してから17年ぶりの復活。初代スープラが1978年に誕生して以降、どの世代でも直列6気筒エンジンを積んだFR車であったことは共通しており、新型でもこの2つを継承。加えて今回、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を実現した。
開発を担当したチーフエンジニアの多田哲哉氏は「走る楽しさを極めたピュアスポーツカーを追求しました。馬力やサーキットのラップタイムのような数値だけを追い求めるのではなく、いかにドライバーが車両と一体となって運転する楽しさを感じられるか、という感性性能を重視しています」と語る。

 

新型スープラ画像ギャラリー

スープラフロント
スープラリア
スープラサイド
スープラインテリア
スープラインテリア
スープラフロント
スープラリア
スープラサイド
スープラリアアップ
スープラインテリア
スープラインテリア
スープラフロント
スープラフロント
スープラリア
スープラロゴ
20190114_02_01_s
20190114_02_02_s
20190114_02_03_s
20190114_02_04_s
20190114_02_05_s
20190114_02_07_s
20190114_02_08_s
20190114_02_09_s
20190114_02_10_s
20190114_02_11_s
20190114_02_12_s
20190114_02_13_s
20190114_02_14_s
20190114_02_15_s
20190114_02_06
previous arrow
next arrow
20190114_02_01_s
20190114_02_02_s
20190114_02_03_s
20190114_02_04_s
20190114_02_05_s
20190114_02_07_s
20190114_02_08_s
20190114_02_09_s
20190114_02_10_s
20190114_02_11_s
20190114_02_12_s
20190114_02_13_s
20190114_02_14_s
20190114_02_15_s
20190114_02_06
previous arrow
next arrow

 

 

新型スープラの主な特徴

1.ピュアスポーツカーとしての基本素性を追求したパッケージ

●卓越したハンドリングや安定したコーナリング姿勢を実現するため、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3要素を最重要ファクターと捉え、ピュアスポーツカーとしての理想を追求。
●ホイールベースは、2シーターに割り切ることで86よりも100mm短い2,470mmを実現。
それにより、ホイールベースとトレッドの比は1.55という、他の量産スポーツカーと比較してもトップレベルの小さい数値を達成しており、優れた回頭性に寄与。
重心高にも徹底的にこだわり、水平対向エンジンを搭載した86よりもさらに低い重心高を実現。
コーナリング性能にとって重要な要素の1つである前後重量バランスについても、理想とされる50:50の配分を達成。

2.スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトの特徴を十分に活かしたデザイン

●デザインコンセプトは「Condensed ExtremeL6 FR “TOYOTA” Sports」。
外装
●ショートホイールベースと大径タイヤによりタイヤの存在を強調するサイドビューパッケージ
●2シーターらしいタイトなキャビンと、ワイドトレッドからなるスーパーワイドスタンス
●直6 FR ロングノーズショートキャビンシルエット
室内
●上下に薄いインパネと高く幅の広いコンソールによる、典型的なFRスポーツカー空間
●シフトバイワイヤ式のシフトレバー、8.8インチTFTメーター、大型フルカラーヘッドアップディスプレイによる、運転席中心でタイトな新世代コクピットレイアウト
●上記スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトの特徴を十分に活かし、GRシリーズ初のグローバルモデルにふさわしいスポーツスタイルを目指した。
●空気抵抗低減に寄与するダブルバブルルーフの採用(TOYOTA 2000GT)や、ランプを車両内側に寄せることでフェンダーのボリュームを豊かに見せ、凝縮したボディデザインとする手法(TOYOTA 2000GT、4代目スープラ)など、TOYOTAのスポーツカーの伝統を継承。

3.高次元の走りを実現する高剛性ボディ

アルミニウムと鉄を用いた骨格構造と、異なる素材同士の接合強度を追求したことで、86の約2.5倍ものボディ剛性を実現。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)キャビンを採用したレクサスLFAをも上回っている。

4.伝統を継承する直6ターボエンジンと、スポーティドライブを気軽に楽しむ直4ターボエンジン

●歴代スープラに採用されてきた直列6気筒エンジンの伝統を継承し、直6 3.0Lツインスクロールターボエンジンを搭載。最大トルク500N・mを、エンジン回転数1,600rpmという低回転で発生し、アクセルペダルの操作に応じた思い通りの加速が味わえる。
●直列4気筒エンジンは、チューニングの異なる2つの2.0Lツインスクロールターボエンジンを設定。最高出力190kW(258PS)というハイパフォーマンスを実現した、軽快なスポーツ走行を楽しめるエンジンと、145kW(197PS)を発揮する、街中から高速道路まで爽快なドライビングを気軽に味わえるエンジンを用意。

5.精密な車両コントロールを可能にするサスペンション

●バネ下重量の低減、高い組み付け剛性、精緻な動きを追求して新設計されたサスペンションを搭載。(フロント : ダブルジョイントスプリングストラット式、リヤ : マルチリンク式)
●一部グレードにアダプティブバリアブルサスペンションシステムを搭載し、選択中のドライブモードや路面状況に応じて4輪のショックアブソーバー減衰力を最適に制御することで、走りと乗り心地を高次元で両立。

6.旋回性能と安定性を高めるアクティブディファレンシャル

●VSC(車両安定性制御システム)と連携しながら、電子制御多板クラッチによって後輪左右間のロック率を0~100の範囲で無段階に最適制御。
●コーナー進入時は旋回性能と安定性を高くバランスさせたロック率を選択し、アクセルを踏み込んでコーナーを脱出する際は、ロック率を高め最大限のトラクション性能を発揮。

7.世界の道で鍛えた運動性能

オーナーが実際に走る環境を重視し、開発中は一般道で徹底的に走り込みを重ねる。ニュルブルクリンクにおけるレーシングスピードでの走り込みはもちろん実施しているが、欧州のカントリーロードやアウトバーン、北欧の氷雪路、米国のハイウェイ、日本のワインディングロードなど、世界中のあらゆる道を走り、日常的な乗り方でもクルマを操る楽しさを感じていただけるようにチューニングしている。

 

新型スープラ(日本仕様)主要諸元

スープラ主要諸元

 


関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。