ボディコーティング

【コーティング剤】初心者必見の基礎知識〈5選〉

最終更新日|2024111

ボディのコンディション維持に欠かせないとして、新車購入時はもちろん、中古購入後にも即挑戦する人が多いボディコーティングは、ガソリンスタンドやカーショップなどで見掛ける本格的なものから、手軽にDIYできるケミカル系まで、その世界はとても奥深い。そこでコーティングビギナーの方のために、そのポイント、効果など、知っおきたい情報をお届けします!

【①/そもそも効果は!?】汚れに強くなり、直接傷が防げるようになります

施工前

ボディコーティング

コーティングがない状態では、直接ボディに汚れやダメージが及ぶ。

施工後

ボディコーティング

コーティングの保護力で、ボディカラーを保護。コート剤の厚みや硬さで防汚力も変わる。

①汚れに強くなる&付きにくくなること、②ボディへの直接的な傷を防げること、③見た目のクリア感がアップすることが、コーティングの代表的な効果です。カスタムパーツのような、パッと見たときのわかりやすさこそありませんが、愛車の価値を長く保つうえで欠かせない、いわゆる保護用の「被膜」がコーティングです。カーショップでよく見掛けるワックスなどは、もっとも身近な存在ですが、もちろんそれ以外にもコーティングには、様々なジャンルがあるんです。

【②/種類】油脂系からポリマー系、ガラス系、ガラスと大きく4種類

種類 油脂系・WAX ポリマー系 ガラス系 ガラス
主成分 鑞(ろう) フッ素、シリコン他 シロキサン、ポリシロキサン他 ポリシラザン他
施工賃 1000〜3000円 2万円〜5万円 5万円〜10万円 5万円〜15万円
施工時間 1時間〜 3時間〜5時間 6時間〜10時間 12時間〜24時間
被膜硬度 強強
撥水力
光沢感
持続力・耐久性 3ヶ月程度 6ヶ月〜1年 3年〜5年 5年〜
防汚力
メンテナンス なし 必要 必要 必要
お手軽さ

コーティングの種類はざっくり分けると4種類あり、①ワックスに代表される「油脂系」、②フッ素やシリコンなどを配合した「ポリマー系」、③ポリマー系よりも被膜が厚い「ガラス系」、④もっとも硬度が高く、被膜力が強い「ガラス」がそれです。水を弾くという撥水効果を得るだけであれば、油脂のワックスなどが圧倒的に強いですが、被膜自体が弱く耐久性も数ヶ月しかないなど、デメリットも。カーショップでよく見掛けるスプレー状のコーティング剤はポリマーやガラス系が多い傾向に。④のガラスは③の「系」ではなく、正真正銘のガラス。もっとも被膜が強く、水洗いだけで汚れが落ちるほか、最低4,5年以上と、もっとも耐久性が高い傾向にあります。被膜力の強さの順は①<②<③<④ですが、ガラスは高額と、一長一短です。

【③/水はじき】コーティングといえば水はじき!? それって本当!?

ボディコーティング

コーティングをしたという達成感は、実際に水を掛けたときのはじき方で判るという人も多いと思いかもしれませんが、その強さはコーディング(被膜)の強さとは必ずしも比例しません。水はじきの強さは油脂の強さに比例する傾向にあり、もっともガードが硬いガラスには油脂は基本含まれないため、せっかく高額なガラスコートをしても思ったほど撥水しないと、効果を疑う場合もあるようですがそれは誤解です。水のはじき方には複数種類があり、①水玉のようになる「撥水」、②水がたまってゆっくりと流れ落ちる「親水」、③水が滝のようにサラッと落ちる「滑水」があります。もっとも多いのは撥水ですが、撥水はウォータースポットと呼ぶ水アカができやすい傾向にあり、親水も人気。滑水は稀な存在です。

【④/施工場所】ボディだけなく、窓ガラス、ホイール、ヘッドライトなどもOK!

ボディコーティング

コーティングはボディだけ、と思われているケースも少なくないようですが、じつはボディ全体的に広範囲に施工できるんです。フロントを筆頭した窓ガラスや、黄ばみ防止にも役立つヘッドライト、ブレーキダストをサッとを落とせるホイール、一見NGと思えがちな樹脂部分にも使える場合があります。ただし、熱が溜まりやすい場所などは、耐久性が若干短くなる傾向にあるなど、寿命はケースバイケース。施工後の通常洗車は、水洗い、シャンプー洗車もちろん可能です。

【⑤/簡易コーティング】カーショップで買えるコーティングの実力は!?

全国の量販店やカーショップなどで買える、もっとも手軽なコーティング剤である、ワックスやスプレー状のアイテムも、耐久性こそ短いものの、値段相応の効果は得られます。扱いもシンプルなものが多いです。ポイントは、①ムラの原因となるため、しっかりと拭き上げること(必要な場合のみ)。②月に1回など、マメにやることが大切です。


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