2年に1度の祭典 第45回東京モーターショー情報⑦ 【トヨタ/TOYOTA】
自動車ファンならず、世界からの注目度も高い東京モーターショーが、10月28日から11月5日まで一般公開されます。国内の自動車メーカーでもっとも力が入っているのは、やはりトヨタ。未来感満点のコンセプトカーから、新しい感覚で提案されるSUV、さらに人気セダンの次期モデルを一足お先に先行公開と、話題の尽きない盛りだくさんな内容です!
【参考出品車】Tj CRUISER(ティージェイクルーザー)
SUV特有のアクティブさと、バンが持つ積載性の両立を狙った、新感覚ハイブリッドSUVが世界初公開! 全長4.3mのロングボディにブリスターフェンダーを与えつつ、前後ライトを意外などに小粒に処理するという独特な風貌が話題の重量級ボディです。そのゴツさもさることながら、注目すべきは室内の、とくに助手席。シートを完全にフルフラット化でき、なんと最長3mの長尺モノを製作できるそうです!
ソファの様なシートや、上下Dシェイプのハンドルなど、コクピットにも注目です。既存車にはない、特徴的なシフトまわりや、ドア内張り、肘掛けの処理にもご注目を。
荷物の出し入れも容易なスライドドア。シートはご覧の通り完全フラットに! 全長3mの長尺荷物を積載可能です。
【参考出品車】GR HV SPORTS concept(GR HVスポーツ・コンセプト)
スポーツカーファン必見のコンセプトカーがこのGR HVスポーツ。トヨタが参戦中の世界耐久選手権(WEC)のハイブリッドマシンや、往年の名車「トヨタスポーツ800」(通称:ヨタハチ)、「スープラ」を連想させるエアロトップデザインを採用した注目のハイブリッドコンセプトカーです。激シブなマットブラックボディに先進的なLEDライト、レースカーに通じるアルミホイールデザイン、かなり上の位置にレイアウトされるセンターマフラーなど、全身からスポーツを感じさせるFRスポーツに仕上がっています!
注目したいのはこのシフトノブ。プッシュ式のエンジンスタートボタンを、マニュアルシフトのトップに、まるで戦闘機のような雰囲気でデザインしているんです! じつはMTとATをボタンひとつで切り替えできる機構を搭載。AT用スイッチが、インパネの下(ハザードの上)にズラッと並んでいるのが判りますか!?
【参考出品車】Fine-Comfort Ride(ファインコンフォートライド)
水素エネルギーを動力源とする燃料電池車(FCV)のコンセプトカーとして出展されるのが、このファインコンフォートライド。水素フル充填で、なんと1000㎞走れるとか。低重心ボディの独特なフォルムがいかにもコンセプトカーですよね。インテリアはさらに凄い状態で、タッチディスプレイ機能を随所に配置し、乗る人がいつでも自由に情報にアクセスできるコミュニケーションの場を創造しています。移動の手段を越えた、新しい価値観の創造を狙った1台になっているんです。
未来感満点の、これぞモーターショーの醍醐味といえる仕上がり。独創的な形状のシートは、自由な姿勢で調整できるという未来型で、天井からフロアに渡り広く照明を装備と、そこに広がる世界はまさにスターウォーズ! 映画の世界のようです!
【市販予定車】CROWN Concept(クラウン・コンセプト)
トヨタ史上もっと長い歴史を持つランドクルーザーに続くロングセラーカーとして、半世紀以上に渡り親しまれているクラウンの新型機が、来夏の正式発売前にモーターショーで初公開! プリウスやC-HRでトライしたTNGAコンセプトの元で刷新した通算15代目です。ドイツのニュルブルクリンクでも走行テストを行うなど、高級セダンであるとともに、その走りもさらに磨きをかけた模様です。実際展示される車輌は市販車にかなり近い状態と予想されるなど、多くのセダンファンの視線を集めそうですね!
【市販予定車】CENTURY(センチュリー)
2017年で生誕50年を迎えた、名実ともに日本の最上級セダン、センチュリーが、20年ぶりのフルモデルチェンジを来年2018年に行うことを正式に発表しました! それに先立ち今回のモーターショーで一般にお披露目されるわけですが、なかなかお目にかかれないクルマなため、センチュリー目当ての来場者も多いかもしれません。半世紀にわたる歴史のなかで、なんと1度しかモデルチェンジされていない激レア車であり、2回目となる今回は、V8・5Lのハイブリッド車となり、ホイールベースも大台の3m越えへ。全長は5m越えるなど、超ロングボディへ進化しました。全体的に加わった、その丸さも特徴的です。
本木を随所にあしらいつつ、電動シートや内張り表皮には、伸縮性に富んだ100%ウール製ファブリックと風合いの高い本革を設定したインテリア。後席中央にエアコンやAVなど、様々な機器を簡単に操作できるタッチ式パネルを採用。スピーカーだけでもなんと20機も搭載されているそうです!
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