強い強いがチャンピオンがD1GPの舞台に戻ってきた!
【激戦レポート】
D1GP
【第1戦】
日時|2024年5月11日(土)
会場|奥伊吹モーターパーク
昨シーズンの鬱憤を晴らすかのように、彼らしい豪快なドリフトを見せつけ、表彰台に戻ってきた中村直樹選手。やはり、主役は表彰台のど真ん中が良く似合う。
昨年同様、開幕戦は奥伊吹モーターパーク。今シーズンは乗り慣れているシルビアで参戦。このコースと中村直樹選手の相性は最高で、D1GPの公式サイトに掲載されているインタビューによると、「もう来る前から自信がありました」と答えている。
まずは単走。1本目は98.61、2本目は100.16という、とんでもないスコアを叩き出す。コーナーでの角度と安定性、そして、振り出しと振り返し。その全てがパーフェクト。文句のつけようのない圧巻の走りによって、全く危なげなく単走優勝をもぎ取る。
続いて、追走。この日のベストバトルはセミファイナルの中村直樹選手vs日比野哲也選手。両者共に先行は99点。中村直樹選手は後追いで終始ビタビタの走りを見せつけ、なんと接近ポイントでフルマークを叩き出す。この日の中村直樹選手は凄すぎた。もし相手が中村直樹選手でなかったら、間違いなく日比野哲也選手は決勝に進んでいたことだろう。
中村直樹選手vs日比野哲也選手
中村直樹選手の後追い。日比野選手のGR86に、中村選手のシルビアがビタビタに接近。
スコアボード
追走セミファイナルのスコアボード。この日一番のレベルの高い熱いバトルとなった。
昨年は日本人として初めてドリフトマスターズ ヨーロッパチャンピオンシップにフル参戦。そこで得た経験が、今、目に見えるカタチで出てきている。お客さんを喜ばせ、会場を盛り上げる彼ならではのドリフト。そんな魂がこもった走りを見ると、心が揺さ振られ、感動すら覚える。
D1GP 初戦、中村直樹選手が堂々の優勝。強い強いがチャンピオンがD1GPの舞台に戻ってきた!
◉文|アンドカスタム編集部
◉写真|VALINO( https://valino.jp )
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