【K’SPEC NOW|特選コラム】気になるあの場所、あのパーツ。どんな呼び方があるんだろう!?
最終更新日|2024年1月10日
クルマに接するなかで、目にすることが多いものの、その名前を聞かれると「・・・なんだろ!?」としどろもどろになること、結構多いですよね。
そこで今回は、それらの名前をご紹介。自動車メーカーによっても変わるケースがあり、紹介するものがすべて正解とは断言しませんが、そんな呼び名もあるんだぁと、コネタとして覚えておくと雑談が盛り上がる!?
① オフ系SUV車で見掛ける、このバンパーの凹凸デザインは!?
フロントバンパー底から反り上がるようなこのブロック風のパネルは、
「スキッドプレート」
スキッドとは“滑る”という意味で、雪ゾリやスキー板の先端が丸くカールしてように、底から反り返らせることで、アクティブさを印象付けるだけでなく、路面とボディの侵入角度(アプローチアングル)を広く魅せる効果もありと、一部SUV系などで、昔から広く採用されています。
② 大型車などの助手席前にある、この補助ミラーは!?
装着されるクルマにより形状に差がありますが、写真のランドクルーザー200のように、腕を上げてガッツポーズしているような様から「ガッツミラー」とも呼ばれるこのミラーは、
「サイドアンダーミラー」
サイドアンダーミラーは、ドアミラー下の補助ミラーを指す場合もあるようですが、基本的には「サイドアンダーミラー」か、(ちょっと堅苦しいですが)「補助確認装置」と呼ばれているようです。
③ ファミリーカー、SUVに多い、天井にあるこの縦線はなに!?
ミニバンやSUV、さらに人気のトールワゴンタイプのKカーなど、幅広いクルマで見掛ける天井のこの縦ラインは、ボディの前後方向にかかるヨレやネジレ対策のための強化策。鋼板を波状にプレスすることで強度を高めています。正式名称はとくにないようですが、鋼材業界では、こういった凹凸のある鋼板を
「コルゲート」
と呼ぶとか。自動車では馴染み薄い言葉ですが、建築資材業界では比較的一般的な用語らしいので、これからはコルゲートルーフなどと呼んでみるのもいいかもです! ちなみにコルゲートは、配線を守る、蛇腹状のコルゲートチューブのコルゲート(=波打つ)と同じ意味です。
④ ルーフレールの形状も様々。このタイプはなんて呼ぶ!?
SUVを中心に、ルーフレールが標準装備となるクルマがありますが、その形状も様々。すべてをひっくるめて「ルーフレール」でももちろん問題ないですが、より具体的に分ける場合、注目して欲しいのが、写真の「A」タイプで、コレは
「フラッシュレール」
ルーフレールといえば、天井とレール本体に隙間を空けるタイプがありますが、Aのように隙間がなくぴっちり張り出すレールのことを「フラッシュレール」と呼びます。フラッシュとは、FLUSH。英語で、「直に、直接」という意味です。
ちなみに「B」はハイエースやエブリイなどのバン系に多い形状で、ボディサイドに張り出すエラのような部分を、
「レインガーター」
と呼び、市販ルーフキャリアはこのレインガーターにひっかけて固定します。
⑤ タイヤの残り溝を示すこの△マークは!?
あまりじっくり確認することがないかもしれませんが、タイヤのサイドウォールにはご覧のような「△」マーク(写真の赤く囲った部分)が複数設けられており、その先の溝の量でタイヤの残量を確認しますが、これが
「ウェアインジケーター」
または「スリップサイン」
と呼ばれています。
⑥ 助手席ドアミラー下にある補助ミラーは、なんて呼ぶ!?
②で紹介した「サイドアンダーミラー」と同じく、多くのクルマに採用されている補助ミラーが、助手席側のドアミラーの下側に付いているミラー。これをサイドアンダーミラーと呼ぶケースもあるようですが、写真のホンダでは
「プリズムアンダーミラー」
とも。
とくにホンダは独自呼称がいくつか見られ、これ以外にも、電動格納式ドアミラーのことを
「オートリトラミラー」
と呼んでいますよ。
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