渋滞中の上手な走り方。
世の中には色々なお仕事があります。最近知った仕事の一つが、「高速道路ドライブアドバイザー」というお仕事。彼らの役割は、ずばり、渋滞予測。高速道路の渋滞を的確に予測し、その情報をメディアに流し、一人でも多くのドライバーに快適な運転を提供していく役割を担っています。
渋滞中の上手な走り方。
とはいえ、夏休み。渋滞は避けたくても避けられません。では、気持ちを切り替えて、「渋滞中の安全な走り方について」。高速道路ドライブアドバイザーたちは、そんな提案もしてくれているんですよ。
実は、高速道路で起こる事故の約3割が渋滞中らしいです。中でも大きな事故に繋がるのが、渋滞の一番後ろに着いた時。後続車が高速のまま追突する可能性が高まる、つまり、おカマを掘られるパーセンテージが最も高いわけですね。
ですので、高速道路ドライブアドバイザーたちは口を揃えて、渋滞の最後尾の危険性を訴えています。その危険性を少しでも抑えるための、渋滞中のベストな走り方とは?
①ハザートとポンピングブレーキ
・渋滞に突入する際は、渋滞に気が付いた早い段階からハザートを点滅させ、後続車にスピードを落とすように促しましょう。
・ポンピングブレーキとはブレーキペダルを一気に踏み込むのではなく、あえて、数回に分けて踏み踏み込んで停車する運転技術。パッパッパッっと赤いブレーキランプを灯すことで、効果的に後続車に渋滞を知らせるわけです。
②車間距離を十分にとる
・追突された時、最も恐ろしいのがサンドイッチ状態になることです。車間距離を十分に確保していれば、それを防ぐことができます。
③渋滞の最後尾につく時は左車線へ
・ご存知の通り、右側の追い越し車線はビュンビュンとスピードを出すクルマが多いです。一方、一番左の走行車線は速度が遅いクルマが多い。つまり、万が一、追突されたとしても、一番左にいれば軽傷で済む確率が高いわけですね。
・また、後続車が減速するまで、バックミラーから目を離さないというのも重要です。そして、左側の走行車線にいれば、路肩に緊急回避することもできます。
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旅行など、遠出の機会が増える夏休み。でも、事故を起こしたり、起こされたりしたら、楽しい夏休みが台無しです。まずは、追突事故の自己防衛作として、高速道路ドライブアドバイザーたちが提案する、この3つをぜひ実践してみてくださいね。
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