超有名ブランドから本格スポーツ仕様の「210クラウン用エアロ」がデビュー

【最新情報|2024】

クラウンは永久不滅。210系の人気は、もはや手がつけられない状態。

ファッション業界と同じく、セダン系ドレスアップ業界も流行り廃りが激しい。ド派手なスーパーカー仕様が一段落し、シンプルスタイルに移行したかと思えば、今年になってにわかに「本格スポーツ仕様」が注目されつつある。

ただし、人気車種はというとクラウン強し。今年の春に発売された国産高級セダンドレスアップマガジン『VIPSTYLE PLUS』を見ると、明らかに他の車種に比べて、クラウンの登場率が高い。試しに台数を数えてみると、119台中32台がクラウン系。割合でいうと38%で、およそ4台に1台はクラウンということになる。

さらに型式別でオーナー車の数をチェックしてみると、1位 210系、2位 18系、3位 200系、4位 220系という結果に。210クラウンがデビューしたのは2012年。キャッチコピーは「CROWN Re BORN」。今までのクラウンとは全く違う斬新なフェイス。ピンククラウンなどのド派手なプロモーションもあって、デビュー当時、とても大きな話題になったことを記憶している。

210クラウンは2018年に生産終了し、220系にバトンタッチ。その220系も2022年に生産終了し、今のS30系にバトンタッチ。つまり、2世代前、12年前の車輌だが、今なお一番人気で、210クラウンの長期政権はまだまだ続きそうな雰囲気だ。

【最新情報|2024】

まさかのセダン業界への参入。210クラウンを本格スポーツ仕様に!

その状況をいち早く的確に捉え、動き出したのがSILKBLAZE SPORTS(シルクブレイズ スポーツ)だ。シルクブレイズ スポーツはモータースポーツ活動を積極的に行っており、ドリフトの最高峰であるD1グランプリの参戦車輌がエアロパーツを採用するなど、実績を備えたブランドだ。

これまでにスープラや86を手掛けてきたが、そんなシルクブレイズ スポーツの次の開発車輌が210クラウンであることが公式Xで発表され、非常に驚かされた。

本物のスポーツブランドが、本気で手掛ける210クラウン。他のメーカーとは違うアプローチで攻めるのは間違いなく、ここに来てますます、210クラウンの可能性が広がることになる。

SILKBLAZE SPORTS|FRONT

ベースは210クラウン後期。フロントアンダータイプのエアロパーツで、空力まで考慮されたようなサイズ感。純正バンパーよりも、かなり前に伸びているように見える。

SILKBLAZE SPORTS|REAR

リアは3分割タイプで、中央には大きめのディフューザーを組み込む模様。そして、トランクにはGTウイングが装着されている。これぞシルクブレイズ スポーツならでは。

210クラウンは様々な仕様を楽しめる。稲妻グリルが最大の特徴で、それを生かした派手なスタイルも、あえてシンプルに威厳を演出することもできる。

ただし、すでにそれらの仕様は出きった感があり、今から210クラウンをイジっていくオーナーたちは「次」を模索している。もしかすると、シルクブレイズ スポーツが仕掛ける「本格スポーツ仕様」が、これからの210クラウンの主流になる可能もある。

【最新情報|2024】

実はシンプルラグジュアリーな歴代クラウン用のエアロもリリース!

ちなみに、セダン業界に詳しい人は察しがついていると思うが、シルクブレイズ スポーツは「SILKBLAZE(シルクブレイズ)」の派生ブランド。

シルクブレイズはセダン乗りたちにお馴染みのブランドで、シンプルラグジュアリーなスタイルを構築できるエアロが高い人気を誇っている。

220クラウン by SILKBLAZE

純正フォグの上部にLEDを追加できるLEDフロントバンパーダクトカバーが大好評。エアロは小振りなアンダータイプで、大人っぽさが魅力。

210クラウン by SILKBLAZE

両端はカナード風に立ち上げ、センター部は気持ち上へ持ち上げる。ほのかに香るスポーティ感が特徴。ちなみにウイングはダックテール風。

200クラウン by SILKBLAZE

200系用も210系用と同様、さり気ないスポーティ感がポイント。アンダータイプのエアロパーツなので、純正の持ち味をキチッと生かせる。

【最新情報|2024】

彼らがどのようにクラウン市場を変えていくのか。期待しかない!

トヨタが力を入れている新型クラウン。クロスオーバー、スポーツ、セダン、そして、次はエステートのデビューが控えている。セダン業界では、待望の大本命である「クラウン セダン」が昨年末にデビューし、ここにきて各社からエアロや足まわりなどの専用パーツが少しずつリリースされるようになってきた。

しかし、新車価格が730万円からとあまりにも高額で、手が出しづらいというのが現状。

となると今年も、多少買いやすい価格になってきた220系に流れたとしても、主役の座は210クラウンで決まりだろう。そして、やはり、セダン業界に参入したシルクブレイズ スポーツの動向も大いに気になる。彼らがどのようにクラウン市場を新しく塗り替えていくのか、期待しかない。

◉文|アンドカスタム編集部
◉写真|シルクブレイズスポーツ、VIPスタイル、シルクブレイズ、トヨタ自動車


関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。