マツダ787Bが「2023日本自動車殿堂 歴史遺産車」に選定される

マツダの4ローターロータリーエンジン搭載グループCカー「マツダ787B」が、「2023日本自動車殿堂歴史遺産車」に選定されました。マツダ車が「日本自動車殿堂 歴史遺産車」に選定されたのは、2003年のコスモスポーツ、2019年の初代ロードスターに続いて、今回が3回目となります。

日本自動車殿堂 歴史遺産車とは?

日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した名車を選定し、日本自動車殿堂に登録し、永く伝承するものです。このたびの選定にあたり、マツダ787Bは「世界最高峰の耐久レースであるルマン24時間レースで、純国産車及びロータリーエンジン車として初の総合優勝」、「“飽くなき挑戦”を続け日本の技術を世界に知らしめた」ことが評価されました。

マツダ787Bとは?

1991年の第59回ルマン24時間レースで日本車として、そしてロータリーエンジンで初めて総合優勝を成し遂げました。1970年に始まったマツダのルマン挑戦は困難と苦難の連続でしたが、そこから培われた「飽くなき挑戦」の精神は人の力を信じ、どんな技術的困難にも立ち向かいマツダらしい価値を創造する組織風土となりました。「飽くなき挑戦」の象徴であるロータリーエンジンは今年11年ぶりにその機能を動力源から電動車の発電源へと姿を変えて復活しました。カーボンニュートラルなどの新しいモビリティーの時代へ向け、新規開発された8C型ロータリーエンジンは「MAZDA MX-30 Rotary-EV」へ搭載され、航続距離に不安の無い電動車の新しい提案に活用されています。


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