新型ランクルの凄い所【5選】
人の命や暮らしを支えるクルマとして、世界中で愛されているランドクルーザー。車輌コンセプトが「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」というのはランクルならでは。そんなランクルの新型が2021年8月2日にデビュー。具体的に「どこ凄いのか」を解説していきます。
その1、ボディとフレームが凄い!
高い剛性を確保しながら、車両として約200kgの大幅な軽量化を実現
伝統のラダーフレームを刷新。最新の溶接技術の活用等により、高剛性(従来型比+20%)かつ軽量なフレームとし、衝突安全性能、静粛性、並びに走りの質を向上させました。ボディについても、高張力鋼板の採用拡大やボンネット、ルーフ、全ドアパネルをアルミニウム化。また、パワートレーンの搭載位置を車両後方に70mm、下方に28mm移動しました。これらにより車両として約200kgの大幅な軽量化、低重心化、前後重量配分の改善を果たしています。ドライビングポジションの改善とも相まって、ドライバーの意思に沿う走りに貢献しています。また軽量化は環境性能の向上にも寄与しています。
その2、新開発サスペンションが凄い!
オンロードの操縦安定性とオフロードの走破性を高次元で両立
プラットフォームの刷新に伴い、ハイマウント・ダブルウィッシュボーン式(フロント)とトレーリングリンク車軸式(リヤ)のサスペンションを新開発。特にリヤサスペンションについては、ショックアブソーバーの配置を最適化し、乗り心地と操縦安定性を向上。また、サスペンションアームの配置変更により、ブレーキング時にも安定した車両姿勢を維持します。なお、悪路走破性向上のため、ホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)も向上させています。なお、路面状況や運転操作に応じ、ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御するAVS(Adaptive Variable Suspension)には、新たにリニアソレノイドタイプを採用。操縦安定性と乗り心地の両立を図りました。
その3、エンジンが凄い!
ランドクルーザーにふさわしいパワー・環境性能を兼ね備えた新パワートレーン
【3.5L V6ツインターボ ガソリンエンジン】
TNGAの思想に基づきランドクルーザー伝統の信頼性を継承した、最高出力305kW(415PS)、最大トルク650N・mの3.5L V型6気筒ツインターボガソリンエンジンを新開発。マルチホール直噴インジェクタ付D-4STの採用やロングストローク化、バルブ挟角の最適配置による高速燃焼と高効率ツインターボが力強い低速トルクと優れた過給レスポンスを生み出します。
【3.3L V6ツインターボ ディーゼルエンジン】
ピストン燃焼室、吸気ポート、インジェクタといったエンジン各部の構造を最適化し、227kW(309PS)の最高出力、700N・mの最大トルクと、優れた燃費性能を両立しました。走りの面では、新採用の可変ノズル付2ウェイツインターボが、あらゆるシーンで爽快な加速感をもたらす過給性能を実現。低速域ではシングルターボの高レスポンスによる力強い加速に、高速域ではツインターボの大吸気量によるのびやかな加速に寄与します。
その4、機動力・走破性が凄い!
本格オフローダーとしてのタフな強靭さと、洗練された大人の深みを融合させたエクステリア
歴代ランドクルーザー(ステーションワゴン型)のヘリテージを追求し、キャビンを後ろ寄りに配置する、キャビンバックワードプロポーションとしています。また、ラジエーターグリルをヘッドランプと共に高い位置に配置。前後バンパーの下部も障害物をいなすような造形とするなど、オフロード走行時の機能性を重視したデザインとしています。また、エンジンフードには大きな凹みを設け、衝突安全性能と前方視界の両立を図りました。なお、外板色としてプレシャスホワイトパールを新設定しています。
その5、指紋認証スタートスイッチが凄い!
トヨタ初! 指紋認証スタートスイッチを採用
スタートスイッチ中央に指紋センサーを採用。スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながらスタートスイッチ上の指紋センサーにタッチすると、車両に登録された指紋情報と照合、指紋情報が一致しなければエンジンが始動しない機構としています。
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