消える名車2019
〜マークX・エスティマ・キューブ〜
平成を駆け抜けた名車が、
今年、続々と消えていく……。
特にこの3台は、
本当に消す必要があったのか。
あがいても時代には逆らえない。
そんな悲しき3台の名車たち。
セダンではマークXが……
あんなに人気があったマークXが2019年内に生産終了する。マークXの前身であるマークIIまで含めると、半世紀以上の歴史を持つトヨタの主力車種。その名が消滅するという知らせに対し、残念に思っているファンは少なくない。
新車販売でマークXが最後にベスト50にランクインしたのは2017年6月。48位だった。が、それ以降はマークXの名前は出て来ることはなかった。SUVの台頭、そして、ミニバンやコンパクトカーの勢いに押されたのが、何よりも人気低迷の原因だろう。
ミニバンではエスティマが……
ファミリー層を中心に人気を集めたエスティマ。今年10月にその使命を終える。エスティマは、平成2年の登場以来、丸みのある特徴的な外観で、約30年に渡って支持を得ていたが……。
ここ数年はライバル車に人気を奪われ販売が低迷。個性的な外観で一世を風靡したクルマだけに、多くのファンが悲しんでいる。
コンパクト系ではキューブが……
平成10年にデビューしたニッサンのキューブ。今年12月を持って生産を終了する。その理由は、「全面改良から10年以上が経過し、販売台数が伸び悩んでいた」というもの。
箱型の個性的な外観と広い室内空間で人気を集め、2002年にデビューした2代目は国内年間販売約14万台という実績をあるが、08年に全面改良した現行モデルの3代目は、昨年度、7000台弱まで落ち込んでいたそうだ。
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ここ最近の自動車は、デザインにしても、車種名にしても、どこか画一化されていて面白くない。昭和や平成の時のように、それぞれのクルマに、それぞれの個性を与えるというのはダメなのか。名車3台の消滅のニュースは、実に悲しい限り。
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