高速道路の最高速度が120キロ

3月から高速道路の最高速度が120キロに。

警察庁が「新東名高速道路」と「東北自動車道」の一部区間で、試験的に最高速度を120キロにする方針を決定。そして、いよいよ3月に施行される。

 

 

★気になる区間は?

内容を整理すると、日時は3月1日(金)の午前10時から。区間は、新東名の森掛川から新静岡までの約50キロの間と、東北道の花巻南から森岡南までの約27キロの間。

どちらも事故発生件数が少なく、安全に試験が行えるとして、この区間が選ばれたそうだ。

 

★最高速度120キロのメリットは?

この方針転換により、何か変わるのか。もちろん、より早く目的地に到着できるというメリットが一番大きい。

そして、それ以外にも、社会ニュースになっている「あおり運転の抑制」にもなるという意見も。最高速度120キロにともない、安全を担保するために、追い越し車線を走り続ける車輌の取締強化は必至。あおり運転の要因の一つとして、低速で追い越し車線に居座るというのがあり、それが解決されることで、イコール、あおり運転の抑制に繋がるという図式だ。

また、そもそもの話として、追い越し車線の平均走行速度が120キロだそうで、現状、速度を取り締まる警察も120キロ以上で走行している。つまり、この最高速度120キロによって、デタラメな現状を法律的にも改善できるというメリットがあるらしい。

 

★運転マナーの重要性

警察庁の方針転換は、実は、平成18年に行われた「規制速度決定の在りに関する調査研究」というのを皮切りに、10年以上の歳月をかけて、慎重に行われてきた。そして、今回の試験も無事にクリアすることで、より広い区間で最高速度の見直しが図られることだろう。それを実現するためには、何よりも、運転する私たちのマナーにかかっていると言って良い。

 

 


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