〈保存版〉今さら聞けない前後期の違い【トヨタ 200クラウン】
最終更新日|2024年1月10日
ゼロクラウンこと18クラウンの後を継ぎ、2008年2月に誕生した200クラウン。リーマンショックの影響から販売台数は当初の予定よりも伸びなかったと言われていますが、それでもクラウン。18系よりもスマートさを増し都会的になった姿は、ドレスアップベースには最適な一台です。そんな200系にも当然のごとく前期後期の違いがありますが、ロイヤル、アスリートに加えてハイブリッドも登場したため、実に6パターンもの違いがあるのが特徴。ここで改めて、エクステリアを中心に、その違いを整理してみましょう。
200系ロイヤルの前期後期の違い
まずはグリルが形状からして違います。前期は外枠がややアール基調なのに対して、後期は直線。全体的に前期は丸っこく、後期は角ばった感じになっています。内部の横ルーバーは4本と同じですが、縦のルーバーは前期6本に対して、後期は4本に減少。とはいえ、縦ルーバーは前方にせり出し、かつ、エンブレム裏側に太めの柱が追加されているため、後期の方が重厚感も立体感も高めです。ヘッドライトはインナーがクロームメッキなのがロイヤルの特徴。前期後期でのカタチの違いはありません。バンパーデザインが異なるため、フォグランプは異なります。ロイヤルは前期も後期も縦長の長方形ですが、前期は下に重心が、後期は上に重心があるようなカタチになっています。テールランプウインカーの位置が違います。インナーも後期は横基調のラインが追加されるなど、結構代わり映えは大きいですね。
200ロイヤル前期
200ロイヤル後期
200系アスリートの前期後期の違い
アスリートのグリルはメッシュタイプなのが特徴ですが、200系はブロック状の立体物を組み合わせた形状に。前期はそのブロックがやや細かめで、後期は大きくなっているのが違い。ロイヤル同様、後期の方が重厚さが増しています。ヘッドライトは前期も後期も一緒で、インナーはやや青みを帯びたブラックメッキ調の精悍なタイプです。フォグランプまるで違います。前期は開口部の上側にポコっと飛び出たようにあしらわれており、かなり斬新。ところが後期では、ブラックアウトこそされているものの、割と大人しめな感じになっています。テールランプは丸4灯は同じも、後期はメッキリングが付いて、より丸さが強調されています。またウインカー部も最下段まで下がり、クリア部分が増えているのも違いですね。
200アスリート前期
200アスリート後期
200系ハイブリッドの前期後期の違い
200系では独立したグレードとして扱われるハイブリッド。グリルはロイヤルのような横基調で、前期は3本ルーバー。両端は立体的な処理がされています。後期も一見すると3本ルーバーのようですが、よく見ると細いルーバーが間に入っており、全体では6本になっています。ヘッドライトは青みが強いブルーメッキインナーが特徴で、形状含めて前期後期の違いはなしです。(バンパー含めて)フォグランプは前期がアスリート前期と同じ、後期はロイヤル後期と同じです。ハイブリッドらしさ全開なのが、前期のテールランプ。クリア部がほとんどを占めており、先進的なイメージを醸し出しています。ただ、それが不評だったのか、後期はロイヤル後期のようなスタンダードなテールになっています。ただ、ウインカーのクリアレンズ部にさりげなくブルーのラインが入っているのが特徴ですよ。
200ハイブリッド前期
200ハイブリッド後期
その他の前期後期の違い
実はグレードに関係なく、前期後期で違う部分があります。それがアンテナ。前期はポールタイプなのですが、後期からはシャークフィン形状になっているんですよ。
以上、200系クラウンの前期後期の違いでした。全部知っていたら相当なクラウン通ですよ。
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