新東名高速

【新東名高速】最高速度110㎞/h化、限定区間でいよいよスタート! 

今回のK’SPEC NOWは、いつものカスタマイズネタとはちょっと趣向を変え、日常のカーライフネタをお届けします!

そのテーマは高速道。ご存じの方面いらっしゃると思いますが、いよいよ始まりましたよね。高速道最高速規制の緩和が。試験的ではありますが、11月1日から最高速が100㎞/h → 110㎞/hに引き上げられました。今回はそのお話です! カスタムが好きな方は、オフ会やイベント参加で高速道を利用する機会がかなり多いと思います。今回の引き上げのニュースは、試験的であっても絶対嬉しいですよね!

*写真はイメージ

 

【110㎞/h化はどこでやっている!?】

すべての高速道ではなく、新東名高速道の一定区間のみです!

今回の最高速引き上げは、あくまでも試験的なもので全国一律実施ではありません。物流の変化、移動利便性の変化を、エリアを搾って調べるためテストとのことです。対象は新東名高速道の「新静岡IC(インターチェンジ)」から「森掛川IC」までの約50㎞区間だけとなります。このエリアが選ばれた理由は、同プロジェクトの委員会発表によると、「渋滞の発生率の低さ」と「死傷事故率の低さ」などを鑑みてとのこと。とくにこの50㎞エリアは、3車線の区間が割合的に高く、1㎞あたりの事故率が低く、霧や大雨など、視界不良時の最高速規制を実施するケースが過去少ないことから選ばれたとか。つまり、試験データを取るにはもっとも最適な区間ということなんです。あくまでも新東名のこの区間だけあり、新東名と並行して走っている旧東名は対象外なのでご注意くださいね! それにしても最高速が引き上げられるのは、高速道が開通した1963年以降初というのは驚きです。半世紀以上も前に決まったルールが、いまの時代にマッチするのかという疑問は、かなり以前からあがっていたようです。

 

これは、11月1日に管轄となる静岡県警察本部が、静岡SAなどでSA利用者に配っていたチラシの抜粋です。試験初日ということもあり、SAは交通機動隊風の警察官の方など、関係者が大挙訪れSA利用者に告知活動をしていました。知らぬ人にとっては「なにかあったの!?」と思うくらい、ちょっと異様な雰囲気でもありました。

 

【対象は!?】 法定速度で最高速が100㎞/hとなっていた車輌が対象!

これまで100㎞/hで走れていた車輌が対象で、それがコチラ↓です。

●普通自動車

●大型乗用自動車(大型バスなど)

●中型乗用自動車(マイクロバスなど)

●中型貨物自動車(特定中型貨物除く)

●準中型自動車

●125cc以上の自動二輪車

 

ちなみに仕事で運転される方もいらっしゃると思いますが、大型貨物自動車や5t以上の以上の中型貨物といったトラックは、これまで通り80㎞/hの最高速が維持されます。ご注意くださいネ。

 

【いつまで!?】 1年間の試験期間をへて、ゆくゆくは120㎞/h時代へ!?

今回の新東名高速での試験は来年の10月までの約1年間とのことで、これはあくまでも最低期間。状況によってはさらに延長することもあるそうです。今回の最高速引き上げは将来的な120㎞/h時代を見越したもので、結果によっては120㎞/h時代も近い将来到来するはず。本サイトの編集部スタッフが早速試験区間を走ってみましたが、確かに110㎞/hは嬉しいものの、正直10㎞/h増くらいの違いでは、あまり体感できるほどの差とはいいがたく・・・という印象でした。ぜひ120㎞/hが現実なものとなるよう期待しましょう!

試験区間内には、ご覧の通り電光掲示式での110㎞/h表示がすでに始まっています。もちろん、悪天候などでは110㎞/h以下の速度で走るよう表示も変わる仕組みですので、これまで通り慎重に運転してくださいね。

 

他の高速道でも同様の取り組みが行われつつあり、12月1日からは、東北自動車道の「花巻南IC」〜「盛岡南IC」内の一部区間27㎞でも110㎞/h試験を行うと、新東名の試験が始まった翌日となる11月2日に、岩手県警察本部が正式に発表しています。

 

DIGICAM チタンレーシングナット


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