【K’SPEC NOW|特選コラム】カーボンパーツは劣化する!? 表面塗装の必要性とは!?
最終更新日|2023年1月18日
転写式フィルムなどに代表される、俗に「カーボン調」と呼ばれるフェイクカーボンではなく、リアルな色と柄が自慢の「カーボン」は、市販車では高価な素材ですが、カスタマイズカーの世界でもその存在は特別です。そのカーボンですが、意外に見過ごされているのが塗装。色柄が特徴的なので、不要では!? と思われている節がありますが、それは完全な誤解。美しい色柄をキープするうえで、塗装が欠かせません。
【塗装を怠ると・・・】紫外線により表面が劣化する可能性が大
日々の駐車環境にも大きく左右されるものの、紫外線に当たりやすい環境下にある場合ではカーボンの表面は、素地のままでは少なからず劣化するとされており、カーボンの表面が白くくすんだようになるなど、色柄の異常が目で見て判るほどになる場合もあります。カスタムパーツは、あくまで見た目第一。せっかく効果なカーボンもそのままでは魅力半減になりかねません。
【実際に塗る色とは】表面保護が第一のため、塗料はクリアで
表面に塗るのは、色の付いた塗料ではなく、透明なクリアが基本。カスタムの世界では、カーボンの大きなアドバンテージである軽さや強度という特性は、ある意味二の次です。カーボン特有の色&柄をいかにキレイに見せるかが重要なため、表面にはカーボンの素材を保護しつつ、艶出し効果もあるクリア塗装は欠かせません。
【塗装の対応】クリア塗装の有無は、メーカーで対応が違います
クリア塗装は必須とされるカーボンですが、メーカーにより対応が違います。クリアした状態で販売する場合がある一方で、購入後にクリア塗装を推奨する、いわゆる未塗装のカーボンパーツを販売する場合もあります。後者の場合は購入後に、一般的なエアロパーツ同様、塗装が必要です。もちろん未塗装のまま楽しむことも可能ではありますが、カーボン特有の色柄を長く愛用するには、品位を高める艶感や、劣化防止のクリアは欠かせません。
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