フロアマット選び、メンテの 知っておきたい基本情報６

汚れ防止策としてだけでなく、ファッションアイテムとしても欠かせないフロアマット。ひとことでフロアマットといっても、その種類も様々。購入するうえで知っておきたいポイントから、購入後のメンテナンスも含めた、フロアマットを取り巻く様々な情報をお届けです。

【①そもそもどんなモノがある／種類】大きく、通常マットとラバーがあります

フロアマットといえば毛足が立った繊維質系のマットが一般的ですが、泥や砂、水といった、アウトドアシーンで汚れからしっかりと愛車を守るためのラバー製マットも広く流通しています。一般的繊維系マットは色や柄、毛足の違いによる雰囲気などに違いがあり豊富に選べるものの、ラバー製は保護第一という性質上、デザイン性は簡素なものが多い傾向にあります。

【アルティナ・フロアマット】1万円〜／スタンダード仕様

http://kspec.jp/artina_jp/catalog/mat/floormat/

【アルティナ・ラバーフロアマット】2万2800円〜／30アル＆ヴェルの場合

http://kspec.jp/artina_jp/catalog/mat/floormat_rubber/

【②対象は専用!? 汎用!?】専用が主流ですが、一部汎用もあります

フロアマット、とくに運転席用はズレることでペダル操作に大きな影響を与える懸念があるため、専用品を選ぶことが大前提です。車種はもちろん、定員人数、駆動等でフロアの形状は異なるため、購入する際には、車名だけでなく、①年式、②グレード、③定員人数などもしっかりと確認しましょう。一部である汎用は、専用マットの上に敷く簡易的な場合が多く、実際に敷くと隙間がでるなど、防汚策としては弱い傾向にあります。あくまでもサポート用といえます。

【③商品はフロアだけ!?　パッケージ内容】荷室やステップ用がセットとなることも

フロアマットは対象車1台分での販売が基本ですが、その内容はメーカーで異なります。前席＋後席の乗員分は最低限セットとなりますが、そこに荷室用マットや、ミニバンなどにある、2列目スライドドア部の足踏み用のステップマットが含まれるのか否かは確認が必要。別売りの場合、もしくは設定がそもそもない場合もあります。

【④便利マット】ラグマット、ロングマットとは!?

フロアマットの基本は純正シートの機能性維持が第一の設計となっています。ミニバンなどで見掛けるスライドシート車の機能性は当然マット装着後もしっかりと維持できますが、シートレールは純正のままで、特別保護されません。つまりレールに砂やゴミは、マット装着後も入ってしまいがちです。そこでお勧めなのが、ラグマットと呼ばれるロングマット。フロアマットを装着した上から敷く横長の足元マットで、スライドレールを隠せる役目があります。シートをスライドさせる場合は、その都度めくる必要はありますが、室内の景観を整える意味では大変重宝します。またロングマットは荷室用もあり、後席を前倒しした状態の荷室拡大時に使うことを想定した、縦に長い長尺タイプもあります。

【アルティナ・ラグマット】4000円〜／30アル＆ヴェルの場合

【アルティナ・ロングラゲッジマット】3万1000円〜／200ハイエースの場合

【⑤カラーオーダー】通常マットであれば、縁色を選べることも

繊維系の通常フロアマットでは、ベースとなる生地部分を囲む縁の色をオーダー時に自由に選べるカスタムメイドサービスを実施している場合もあります。バイアスやオーバーロックとも呼ばれる縁は、淡泊となりがちなフロアマットをさり気なく引き立てる意味でも効果的。バイアス変更は1台分すべてが基本となっており、運転席と助手席側の色をそれぞれ変えるなど、個別カスタムは基本できません。一部ラバーマットでも、同様のサービスを受けられる場合があります。

【⑥汚れ落とし】洗車用の高圧洗浄機も使えます

ラバー製は水で洗い流せ、乾きも早いですが、繊維系フロアマットは、製品の性質上、繊維の隙間に汚れが溜まります。裏返してはたくことはもちろんですが、数ヶ月に1回は定期的にしっかりと洗っておきたいところです。そこで使えるのが、ケルヒャーなどで知られる高圧洗浄機。洗車場にもあるこれらのマシンを使えば、繊維の奥にたまった汚れを効果的に掻き出すことが可能です。ただし、繊維が軟らかいマットなどではマット自体の劣化を速め、毛並みを崩す可能性もありえます。ケースバイケースで試してみてはいかがでしょうか?　ちなみに、カビなどの発生につながるため、洗濯後は充分に乾燥させましょう。

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